一人娘の三島チアキ(石橋穂乃香)は、母ヨシコ(黒沢あすか)が経営する宿(ゆけむり館)、鵺ヶ淵・温泉郷へ里帰りする。チアキの父親は12年前、母に想いを寄せる男、澤津久森(さわつくもり/柴田光太郎)によって殺害されていた。

辺鄙(へんぴ)な山奥の洋館では、UMA(未確認生物)を専門に扱う雑誌の編集長・京極(山村憲之介)がUMAを捕獲し、マダム(大島葉子)に差し出していた。マダムは新鮮なUMAの肉で若さを保つ老女。

鵺は古事記や平家物語に登場する⽇本古来の怪獣で、猿の顔に狸の体、⻁の⼿⾜、蛇の尻尾を持つ。そんなUMAの⾎を引く⼈間が⽣きる秘境、それが鵺ケ淵であった・・・。

相関図